キャンピングトレーラーの継続検査(ユーザー車検)
■継続検査を受ける日
自動車検査証(車検証)に記載の「有効期間の満了する日」の1ヶ月前から受けることができます。ただし満了日の前に継続車検受けても、有効期間の満了日は変わりません。あくまでも新車登録月日が基準になります。わが家のトレーラーの場合は「平成9年4月2日」ですから、満了日より早めの3月11日に継続検査を受けたとしても次の有効期間満了日が2年後の3月10までになることはなく、やはり2年後の4月1日です。
■検査日の予約
以前はテレフォンサービスによる自動応答だけでしたが、インターネットでの予約ができるようになりました。ユーザー車検の予約・確認・取消はこちらで。継続検査は全国どこの検査場でも行えます。
国土交通省「自動車検査・ 登録ガイド」
テレフォンサービス電話番号一覧
年度末(3月末)は混雑する。
■検査当日までに最低限やっておきたいこと
□ブレーキライニングの厚み測定 □車台番号の刻印にペンキ塗布(目立たせる) □各部ボルトナットの締め付け □ボディ各部点検修理(尾灯の割れ、モールの外れ等) □オーバーラン装置周辺の点検清掃 □尾灯の動作確認 (ここまで、大きな問題がなければ1日で終わる)
■必要書類の用意
□点検整備記録簿(自作のもので良い) □損害賠償責任保険証明書(受験日を含む以降2年分) □自動車税納税証明書(納付書の半券) □現行の自動車検査証 □書類一式をはさめるバインダー(A4サイズ以上)
書類以外に、 □自分の印鑑(三文判でよい) □必要なお金 □鉛筆とボールペン(車検場にも用意されている)
点検整備記録簿の例(PDF)
(条件が合えばプリントアウトして ご利用ください)
■車検順序
神奈川陸運支局でのユーザー車検の継続検査の場合、手続きの順路は、
1.建物3番(自動車会館・用紙類販売)で申請書類や重量税印紙類を購入
2.建物4番(自動車税管理事務所)にて、自動車税納税証明
3.建物2番(庁舎)で申請書を作成し、7番窓口に提出
4.車検コースで受検(窓口でレーンを指示されます)
5.建物2番(庁舎)の6番窓口に受検済み書類提出、新しい自動車検査証と検査標章(ステッカー)交付
神奈川陸運支局構内案内図 (図をクリックすると拡大します)
各種手続き順路案内 (神奈川の場合)
[0]車検場到着
まず空いている駐車スペースを探し、連結したまま駐車。 用意した必要書類をバインダーにはさみ、印鑑とお金を持ってドアをロックし、手続きへ。
[1]自動車会館で、用紙と印紙を購入
最初にやることは、受検に必要な書類の入手。窓口の係員は手続きのプロなので、継続検査です、と言いながらバインダーを差し出すだけで、必要な書類や印紙を瞬時に揃えてくれます。 申請関係の窓口では、以下のものを購入します。 □継続検査申請書 □審査依頼書(自動車検査票) □検査費用の印紙(1,500円、審査依頼書に貼る) 用紙類は一式で30円
重量税の窓口では、、 □自動車重量税納付書(検査自動車) □自動車税額の印紙(私の場合は12,600円) を購入します。以上で計14,130円。継続検査にかかる費用はこれですべて。
神奈川陸運支局の自動車会館。 駐車スペースを確保できたら、まず ここの1階で用紙と印紙を購入。
窓口で書類をはさんだバインダーを 渡し「継続検査です」と告げれば、 必要な書類を瞬時に揃えて金額を 教えてもらえます。
自動車の車検ではリサイクル料金の納付確認が必要ですが、被けん引車 つまりトレーラーは自動車リサイクル法の対象外なのでパス。
[2]自動車税管理事務所
その足で、隣りの自動車税管理事務所へ行き、カウンターで書類のバインダーごと係の女性に手渡すと、納税証明書をチェックし、証明のスタンプをバチャッと押してくれる。ここはこれだけ。
次に、自動車税の事務所で納税証 明のスタンプをもらう。
[3]申請書類作成
庁舎へ行き、申請書を記入して窓口に提出します。窓口の前には書き方を掲示したカウンターが備えられ、筆記具や朱肉も用意されています。
審査依頼書(自動車検査票)…検査項目が細かく書かれている書類で、検査コースに入る車は機械に差し込み、自動記録するための用紙です。登録番号、車台番号、申請者名をボールペンで記入します。
継続検査申請書…登録番号、車台番号の下7桁、申請人、受検者を鉛筆で記入し、印鑑を捺印します。受検者は申請人と同じなので「本人」と記入します。
自動車重量税納付書(検査自動車)…登録番号、使用者名、車両重量などをボールペンで記入し、求めた印紙を下部欄に貼り付けます。
バインダーの書類に重ねて上記の順に用紙をはさみ、窓口に提出します。書類に問題がなければ、受検場所が指示されます。
神奈川陸運支局の庁舎。この通路 をまっすぐに進んで奥の建物に入り 右奥に継続検査の窓口がある。
サンプルを見ながら、書類を作成。 バインダーに書類をまとめて挟み、 窓口に提出する。
[4]受検
窓口で指示された場所に車両を移動し、係官が来るのを待ちます。トレーラーの場合、コースに入ることはありません。コースの手前で、灯火類、制動力、車台番号の刻印などのチェックが行われます。制動力は、強いブレーキでホィールロックを見る、パーキングブレーキを引いて前進する、といった方法でチェックされます。
検査が終わったら、車両は駐車スペースへ移動し、書類だけを検査コース出口の係官に渡して、チェックをもらいます。これで受検は完了です。
トレーラーは検査コースの手前で 受検。
受検が完了したら検査コース出口 の窓口で書類にチェックをもらう。
[5]自動車検査証・ステッカー交付
再び庁舎へ戻り、審査依頼書、継続検査申請書、自動車重量税納付書、古い自動車検査証の4枚を窓口に提出。あっという間に新しい自動車検査証と検査標章(ステッカー)が交付されます。トレーラーの場合、ステッカーは後部ナンバープレートに貼るタイプのものをもらいます。フロントウィンド用のものと2タイプありますので、事前にひと言断っておくと良いでしょう。ここまでの所要時間は、各窓口が混雑していなければ小一時間です。
受検後、様々なスタンプが押されて 立派になった書類を、再び庁舎の 窓口に提出。
あっという間に、新しい車検証と ステッカーが発行されます。
印刷用