スネーキングとタイヤの関係
スネーキングを防止するパーツとして、ドローバーのカプラーに装着するスタビライザーが市販されています。 ヒッチ・ボールを押さえつけて、トレーラーの無用な動きを抑制するものです。 効果は高いそうですが、思うにこれは対処療法。もっと原始的な解決方法はないのでしょうか。
そもそも私の場合、乗用車用であったトレーラーのタイヤを、 ライトトラック用に変更した途端に、スネーキングが頻発するようになった経緯があります。 双方のタイヤには、どこに違いがあるのでしょうか。
【スネーキングの起こるトレーラーのタイヤ】 交換後にスネーキングが多発したライトトラックタイヤは、8プライ相当のスタッドレス。 空気圧は常時4キロ。サイド・ウォールは見るからに硬く、しっかりしています。 しかしスタッドレスであることもあり、乗用車用に対して腰高で、 トレッド面では変形が大きいのではないかと思われます。 トレッド面で生じる変形が、 トレーラーの不安定な挙動を引き起こしているのではないでしょうか。
【スネーキングの起こらないトレーラーのタイヤ】 トレーラーに標準で装着されていた乗用車用タイヤは、 空気圧が約2キロ程度であったと思います。 サイド・ウォールがよくたわみ、フワフワしていました。 それでもスネーキングは一度も起こりませんでした。 通常の乗用車用タイヤということもあって、 トレッド面の剛性は高かったのではないでしょうか。 また横方向の入力は、おそらくサイド・ウォールのたわみでトレッド面まで伝わらず、 トレッド面での変形が少なく、トレーラーの直進性が保たれていたのかもしれません。
牽引車を交換したら、スネーキング減少
牽引車のタイヤを買い換えました。 すると、相変わらずトレーラーは振れるものの、 驚くことに、スネーキングに至る頻度が激減したのです。
【スネーキングの起こる牽引車のタイヤ】 オール・テレインのトレッドデザインは、ブロック型。 泥濘地や細かい砂利道などの走行に威力を発揮する、どちらかと言うとオフロードタイヤです。
【スネーキングの起こらない牽引車のタイヤ】 これに対し、ロング・トレールのトレッド・デザインは、 リブ(縦溝)とブロックのミックス型。 リブが目立つということは、直進性が良いということに他なりません。
オール・テレインでは、サイド・ウォールの剛性の違い、 あるいは後輪のトレッド面で横滑り(あるいは腰砕け)によって、 トレーラーの横振れを抑えられなかったと考えられます。以上の事実から、スネーキングは、牽引車のタイヤの性能に大きく関与していた可能性があるのです。
戻る