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Restoration |
![]() Count Day From |
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修復はキャビン側から始まった。
というのも、最初にコックピットから前、ノーズ部分をそっくり切り取ってしまったからだ。
左は、切り落としたサイドレールを、新しいもの(黒塗装部)に作り替えているところ。
何もない所から、前へ向かってパネルを溶接して組み立てていく。 完成した時に誤差が生じないように、何もない空中に目標を置きながらである。 根元の僅かな角度の狂いが、先頭までいけば数ミリの誤差になってしまう。 おおかたの噂どおり、SZの外殻はFRPと糊でできている。 糊はガラスに用いられるような、黒くて粘り気のあるものと、 パテのように硬化するもの。 |
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各部の寸法データがなかったので、
所有している方々にお願いし採寸させていただいた。
各車寸法にばらつき多数。左右で仕上がり寸法が倍近く異なっていたことも。
また、FRPを剥がすと、
DIYショップで買えるアルミのL字アングルがボディ接着用の糊しろに無造作に使われていて、
製造ラインの作り手の気持ちすら感じられる。
SZは人の手で一つ一つ作られたクルマなのである。
届いたパーツは、仕上げがまずい。間違いも多い。 ラジエターの骨の部分など、155のものが届いた。 当然、形状はまったく異なる。リペア工場のマイスターは業を煮やして、 それをSZ用に改造してしまった。 大物パーツ(エンジンフード、バンパー、フェンダーなど)は1年のうちにほとんど届いた。 しかし、たったひとつの小さなパーツが届かず、それだけでさらに1年が経過。 事故から現在までどれだけの日数が経過したかは、 [Count Day From]をクリックしてみてください。 |
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きれいに表面の仕上げられたボンネットをボルト締め。 バンパーも付いているが、こちらは合わせ見のための仮付けで、表面の最終仕上げ中。 しかしこの後、優れた腕と頭脳をもった板金塗装工は、突如、天国に召されてしまった。 |
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